« 美容外科の症例写真に意味はあるのか | トップページ | 埋没法(1) »

美容外科における「カウンセリング」なるもの

始めにお断りしておくと、大江橋クリニックでは美容手術の「カウンセリング」は行なっていません。「カウンセラー」という職種のスタッフもいません。

当院で行なっているのは「診察」です。診察は、医師と歯科医師にのみ許された医療行為で、患者さんのお話を聞き(問診)、症状を見(視診)、場合によって触ったり(触診)叩いたり(打診)することをいいます。
診察によって、医師は患者さんの病状を「診断」し、治療へとつなげることができるのです。

美容外科も、厚生労働省が診療科として認めており、社会保険事務局に申請した上でクリニックとして正式に標榜して(看板に書いて)いる科の一つですから、美容外科の診察といっても何も特別な事を行なっているわけではありません。ただ、実際に行なう治療の多くが保険診療になじまないというだけです。

はじめての方から「カウンセリングの予約を取りたい」というお電話をよくいただきますが、そうした場合、当クリニックでは「予約は必要ありませんので、診察時間にお出で下さい」と申し上げることになっています。美容系クリニックに良くある「完全予約制無料カウンセリング」という方式をとっていませんので、中にはなかなか理解していただけない方もいますが、今のところ原則的にその方式を変える予定はありません。

私どものこだわりかもしれないのですが、「無資格者のセールストーク」に過ぎなかったり、実際に執刀する医者ではないバイト医師の単なる「術式説明」だったり、そうした色々あやしげな物を含んでいる「カウンセリング」ではなく、医師のみが行うことのできる「診察」という用語を使う方がしっくりするものですから、今後とも大江橋クリニックでは「カウンセリング」と診察を明確に使い分けていきたいと考えています。

* もちろん、心理学・精神医学の用語である、発達や対人関係の問題を解決するための「心理カウンセリング」は、その他の心理療法とともに、適応のある人に対して院長が行なっています。この場合、条件が合致すれば健康保険の「心身医学療法」が適用されます。

|

« 美容外科の症例写真に意味はあるのか | トップページ | 埋没法(1) »

美容外科」カテゴリの記事