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アファームとシナジー(1)

肌の若返り、引き締め、肌質の改善などの目的にレーザーを使い始めたのは、大城先生が最初ではないかと思います。1997年当時、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを用いた「コラーゲンを増やす治療」というアイディアは画期的なものでした。

その後、その考え方を借用しながらも、レーザーを使わないでIPL(インテンシブ・パルスライト)を用いる低価格の「フォトフェイシャル」が上陸し、全国的に流行しました。しかし、「フォトフェイシャル」という名前は有名になったものの、装置そのものの限界とあまり原理を理解していない医者の濫用、エステの参入とダンピングなどがあって、結局はフォトフェイシャルは簡便で安いけれどあまり効果のないエステ治療のように思われるにいたりました。

一方レーザーの分野では、メラニン色素が多くトラブルになりやすい有色人種向けに、より波長の長い専用機が次々と開発され、「コラーゲンを増やすレーザー」という考えが徐々に一般的になっていきました。

コラーゲンを増やすには、まずコラーゲンを作る製造工場である「線維芽細胞」を効果的に刺激しなければなりません。当初は、穏やかな刺激を加えて活性化させる、という大城先生の考え方はあまり受け入れられず、今あるコラーゲンを「破壊する」ことによって新たなコラーゲンが作られる、という考え方が主流となったため、熱作用が強く痛くて腫れる(その割にはしみも取れないし効果が出るのに時間がかかる)機械が多く、あまりメジャーな治療にはなりませんでした。

ブレークスルーとなったのは、光にRFを併用することによって真皮の深いところに効果を出す「サーマクール」と、従来からあった皮膚を削るレーザーに「フラクショナル」という技術を取り入れることでダメージを減らした「フラクセル」だと思います。ただし、どちらの機械も「痛い」という欠点は「効果を出すためには仕方がない」ものとして残されました。

そこでこれらの後継として、痛みとダウンタイムは少ないが効果はそれなりにある、という機械が続々と登場してきます。その一つが、「フラクショナル」な考え方を受け継いだアファームというレーザーです。

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