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眼瞼下垂症手術と私(1)

眼瞼下垂の手術を初めて見たのは、京大研修医1年目の夏ごろだったと思います。
先天性眼瞼下垂の患者さんで、術者は現在神戸でさわだクリニックを開業されている、当時形成外科講師の澤田先生、術式はオーソドックスな挙筋短縮前転法だったと記憶しています。
(もう20年も前のことになりますが、実は患者さんのお名前も覚えていたりします。)
当時京大では眼瞼下垂の手術はあまり数多く行われておらず、結局大学病院では2~3例の手術に入らせてもらっただけで、自分で手を出すチャンスはまったくありませんでしたし、今のように瞼の手術を数多く行って、瞼専門外来を開くようになるとは想像もしていませんでした。いわば、形成外科医の教養の一つとして「一応知っている」というだけのことでした。(もちろん、研修医レベルとしてはそれでいいわけですが。)

眼瞼下垂の手術を実際にやらせてもらい、また文献などもたくさん読んで、広い形成外科の分野の中でも特に眼瞼下垂に親しみを持つようになったのは、研修医2年目、兵庫県立尼崎病院に勤務していたころでした。

当時の形成外科部長は、現在長野県の新生病院にいらっしゃる寺島先生(一時期、2ちゃんねるで瞼の美容手術の修正がお上手と評判になり、患者さんが集中して大変お困りになったようですが、本当は各種の形成外科手術に大変な技量をお持ちの先生です)、もう一人、野瀬京子先生(現在京都市の、ご実家でもある中嶋外科整形外科にお勤め)が医員でおられて、その下の3番目として、いろいろな手術を実際にやらせていただきました。

眼瞼下垂については、その1年で年間60名ほどの手術を経験しました。これは今ほど眼瞼下垂という病名がポピュラーになっていなかった当時としてはかなり多いほうではなかったかと思います。

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