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大江橋クリニックのウェブサイト(2)

 大江橋クリニックのウェブサイトを作ろうと考えたとき、最初は常識的に、プロに依頼してきちんとしたサイトを創りたいと思った。そこでいくつかのWeb制作会社と話をすると同時に、検索に引っかかってくるいろいろな医療機関のサイト、なかでも美容外科のサイトを端から見ていった。

 その結果感じたことは「何かみんなどこかで見たような、ありきたりの感じがする」、特に美容外科のサイトは「どことなく胡散臭い感じがする」というものだった。

 医療機関はたとえ大病院であっても企業と比べれば非常に小規模で、まして個人のクリニックは零細企業だ。サイト作りにはあまりお金がかけられない。
 そのためか、レイアウトやデザインも市販の制作マニュアルなどにある「病院・クリニック」のサンプルの使いまわし、使っている写真は「素材辞典」などの著作権フリーの素材ということになり、結局あのクリニックでもこのクリニックでも「同じレイアウト」「同じ写真」が登場するのだろう。

 また、美容外科サイトを訪れる人は「ふたえ」「小鼻」などで検索をかける人が多いから、トップページにそのようなメニューが載っていないと見てもらえないのだという。安く治療できるところを探している人が好む色はオレンジや緑、安心感を求める女性はピンクが好き、などというWeb制作のノウハウをそのまま信じると、ピンクのページに女性の笑顔、イラストを添えた施術のメニューがずらりという「胡散臭い」サイトが出来上がってしまう。

 大江橋クリニックのコンセプトカラーは少し赤味を含んだ深い紺色、それは信頼と格調を表現する色としてこだわって選んだ色だったので、何とかそのイメージを前面に出したかった。
 お品書きやサンプルを表に並べているレストランは安っぽい感じがする。それは避けたい。何を書くかより何を書かないか、できる限りシンプルに、診療時間と地図さえあればよい。

 そんなつもりで、最初のサイトを作ったのだが、それは紺色でわずかに濃淡をつけた横縞の地模様をあしらった四角いページに白いゴシック体の文字、手作りの地図というごく単純なもので、表紙とあわせて4ページ(表紙、診療案内、地図、求人)、予想通りというべきか、全く反響はなくおそらく誰も見てはいなかったのではないかと思う。

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